放射能測定

 福島県では、国のガイドラインにより農林水産物等緊急時環境放射線モニタリング、また平成24年度産米より、県内で生産される全ての米の全量全袋検査を実施し、安全性を確認してきました。

 カリウムの追加施用などを徹底した結果、平成27年以降、基準値超過はありませんでした。このことから令和2年度産米より放射性物質検査の手法を見直し、避難指示等があった一部の地域では全量全袋検査を実施し、それ以外の地域では抽出によるモニタリングにより安全性を確認しています。

基準値を超えた農産物が流通しないのですかとの質問をお受けすることがありますが、原子力災害特別措置法及び食品衛生法に基づき、農産物等に含まれる放射性物質の基準値を超えた品目は産地(各市町村、水産物は海域、湖沼、河川流域)ごとに国の出荷等制限指示、または県の自主 規制が行われますので、該当産地の品目が流通することはありません。

 令和元年度は、モニタリングを穀類、野菜、果実、畜産物、水産物、山菜、きのこ類など475品目、約15,000件以上実施しましたが、4件(0.03%)の基準値超過がありましたが、この4件は、既に国から出荷制限の指示がなされた河川・湖沼の魚類になります。)

 その他、ぜんまい、筍など山菜類については、各市町村にて出荷制限・自粛されています。