事業の意識について

 この法人は、原発事故による風評被害を受けている「ふる里ふくしま」の農産物について、全国の消費者に安全性を訴える活動を行うとともに、日本の農業問題についても再考し「農業県福島」の復興を目的としています。
 2021年現在、東日本大震災・原発事故から10年が経過しましたが、原発処理水の問題や約42,000人の人々が避難状態の現実は、復興が道半ばと感じています。
 多くの皆様に、福島の果物・野菜・特産品をご紹介し、また福島にお越しいただき、ふくしまの魅力を少しでもお伝えできれば幸いです。

首都圏での野菜販売

 福島やさい畑~復興プロジェクトは、カトリック教会や仏教寺院の場所(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県を中心に約30~40カ所)をお借りし、毎週日曜日に朝市を実施し福島の果物・野菜・特産品を直接販売しております。
 福島県民が直接お持ちすることで、顔の見える果物・野菜・特産品として少しでも安心・安全をお伝えできればと考えております。
 新鮮な野菜・果物をお持ちいたしますので、是非、皆様お誘いあわせの上お越しください。お野菜のことはもちろん、、福島の名所や現状もお話しながら「ふくしまの魅力」を知っていただく機会になればと思います。

 しかし、残念ながら現在は、コロナ禍の影響で直接販売を休止しております。
コロナ感染が収束し、販売の再開時にはホームページにて予定をお知らせいたします。

こども食堂支援

 2017年度より開始した事業になります。現在、福島県二本松市内で行われている「子ども食堂」に、毎月3~4回程度、福島県の農産物を提供しております。子供たちの「人参が食べれるようになった」「ピーマンが好きになりました」のひと言は、農家の皆さんの生産意欲の源にもなっています。

生産活動

 東日本大震災以降、福島県は離農に拍車がかかってしまいました。全国的に農家の高齢化、後継者不足が課題となっていますが、原発事故を契機に福島県は他県よりも早いペースで耕作放棄地が増えています。私たちは、少しでも耕作放棄地を増やさないように、お米の生産や野菜の栽培を継続し地域の活性化につながればと考えています。栽培したお野菜は、直接販売にお持ちいたしますので、皆様のお声もお聞かせください。