この時期は、水田の水を抜いて中干しをします。
種まきから始まり、耕し、代搔き、田植え、草刈りと続きますが、私のなかでは中干しが一番憂欝な作業です。
・根が強くなるように土中に酸素を補給し、根腐れを防ぐ効果
・土中の硫化水素やメタンガスを抜く効果
・過剰な分げつを抑える効果
・稲刈りの作業性を高めるために、土を固くする
他の作業は苦にならないのですが、中干し(水切り・水路つくり)だけは暑さの中の作業なので、この時期が来たかと思ってしまいます。それでも今は、エンジンつきの溝切り機がありますが、祖父たちは手作業だったことを思うと頭が下がります。
中干しが終わり、出穂の頃には水が一番必要な時期になるので、今度は水管理が日課になってきます。